カテゴリー
タイ/カンボジア

カオサンからバスに揺られて アランヤプラテート国境陸路超え

「Yutaro!」
朝、誰かがドアを叩いている。ゲストハウスのスタッフだ。
「カンボジアに行くんでしょ?」
そうだけど、まだ時間じゃないよ?時計を見る。「7:10」やばい。寝坊だ…!
飛ぶように支度をする。タイ人ドライバーが来る。「Hurry up hurry up!」
だから急いでるって!でも悪いのは自分、ごめんね!と謝りつつ荷物をグシャグシャにつめる。
待っているバンに乗る。10人乗り位のバンだ。見ると先客が6,7人。
「遅くなってごめん」と告げる。「大丈夫だよ」と返ってきたのが最高の救いの言葉だった。
「お前は前に乗れ」とドライバー。見るとみな二人か三人で、一人なのは自分だけのようだ。
後ろは窮屈そうなので逆に一人で良かったかも。
タイとカンボジアの国境「アランヤプラテート」に向かって車を走らせる。
1時間位走ると一本の長い道路の脇には見渡す限り畑や木々しかない。
途中休憩でセブンイレブンに入る。良かった…。なんせ起きてからトイレもいってなかったのだから。
朝ご飯と予備のパン、コーヒーとお菓子を買う。
休憩が終わりバンに向かう。一緒に乗っている男がつまづいて足の爪をケガしてしまった。とりあえず薬とティッシュをあげた。
結構痛いんだよね、爪って。。
薬を取るためにバックパックを開け閉めしていたらドライバーが何か指差して言っている。
マスク(マキちゃんありがとう!)を指差して、モジモジしている… ん?ほしいのか?
いいよ、あげるよ!ドライバー大喜び。500Bくれと手を差し出す 笑
運転中、おもむろにマスクをつけ始め、バックミラーで入念にチェック。かなり気に入っているようだ… 笑いをこらえるのが大変だった 笑
11:30 昼飯と称してレストランに入る。さぁどのくらいボッたくられるだろうとメニューを見る。あれ、思っていたより高くない。
同時にビザの申請書と出入国カード、インフルエンザの問診表みたいなのが配られる。なるほど、食べてる間に書けば国境を越えるとき出すだけでラクなわけだ。
金額は?1400B?高… 聞いていたのは1000Bだぞ。。
ははぁ、この申請代行料金でボッたくるわけだな。自分ひとりだけ書かないわけにもいかなそうなのでしょうがなく支払う。
他にもカオサン以外から来る旅行者が集まり、全部で20名程いる。
SANY0809.jpg
レストラン。虫を気にしていたら食べられない

SANY0808.jpg
これがぼったくり出国カードどビザ申請書。
SANY0811.jpg
レストランにいるワンちゃん
アランヤプラテートの国境へ来た。想像したより栄えている。カンボジア側にカジノがあるからだろう。
国境を抜ける前にガイドの兄ちゃんが
「国境を抜けるとATMがない。両替するなら今してこい」
というが、シェムリアップまで行けばいたるところにATMがある。(シェムリアップまではないけどね)
SANY0813.jpg
国境を抜ける瞬間。ちょっとドキドキだ
SANY0814.jpg
国境を抜けると、ド派手な門がお出迎え
とろける暑さの中、国境を抜けるまで1:30程。無事国境を抜け、シェムリアップ行きの大型バスに乗り、やっとくつろげると思った矢先、事件は起こった。
数メートルも進まないうちに停車。ガイドが英語で話すが、あまり良くわからない。周りの乗客は険しい表情。そしてぞろぞろと降りる。
何が起こったの?念のため「降りないといけないの?」と聞いてみるが降りるしかなさそうだ。皆が降りるとバスは行ってしまった。
何が原因か定かではないが、ガイド曰くタクシーを利用して行けという。外国人猛抗議。すさまじい剣幕だ。。自分もそのくらいしたいが、そこまでの英語力はない。今は周りに従うしかない。
4人集まったらシェムリアップ行きのタクシーを用意するというので、二人組みのドイツ人(?)と一人のイギリス人とシェムリアップへ向かう。一人400B。どういうことだよ…
2時間弱ほどかかるらしい。旅にハプニングはつき物だが、かなり想定外 笑
その上今日泊まる宿は提携ゲストハウスに強制連行されるという情報だったので、明日からの宿は予約していたが、今日は決まってない。
しかも、他の三人は決まっているというのでさらに焦る。。
まぁどうにかなるだろうと静かに本を読む。他の三人は寝る。
シェムに入ってから突然雨が降ったと思ったら、また止んで、そしてまた降ってという繰り返し。
しかも降るときはザーザーに降る。この辺は天気が変わりやすいらしい。
「ダンシングロード」と呼ばれるほどの険しい道らしいが、別に、全然…という感じだった。
他の三人は寝ていたし(イギリス人にいたっては枕持参)
ちょっとゆれたが、本も問題なく読めた。
SANY0815.jpg
このタクシーでシェムリアプまで向かった。洗車してるところ。(といってもホースで水かけてるだけ 笑)
シェムリアップに17:00位につき、そこからトゥクトゥクへ市内へ。料金はかからないと説明される(当たり前だ)
二人一組なのでイギリス人と二人になった。彼はAbcabというレストランへ行きたいと必死で説明。ドライバーわからず。とりあえず市内の方だからということで発車。
彼はヒースロー空港で働くイギリス人で、昨日夜中タイに到着しそのままカンボジアに来たという。すごいタフ!
そして途中降りて住民に聞きまくる。このアグレッシブさ、見習わないとと感心し、彼の友達が迎えにきてお別れ。
自分は安いゲストハウスがあるエリアに連れて行ってくれとドライバーに頼む。
市内から離れていく。大丈夫か?と内心思いながら、やっぱ降りておけばよかったかな、いや雨すごいし、この土砂降りのなか重い荷物もってあるくのは嫌だから、と考えていたら人気のあまりなさそうな場所へ。降りたのはわき道に入ったゲストハウスの前。
ついたぞというから、降りて金額を聞いてみる。クイーンサイズベッド、ファン、テレビ、エアコン無しで$7。悪くない。(と思おう)
こんな場所に連れてこられたら他に行く気力さえない(それが狙いだなと内心思いながら)のでここに泊まることにした。
トゥクトゥクのドライバーがアンコールワットはいつ行くのか、としつこく聞いてくる。
案内をさせる気だろう。金額を聞いてみると一日$15という。
カンボジアは平均月収が$20-30らしいので、かなりのボッたくりだとわかる。
(こいつアホか!と内心思いながら)適当にあしらう。しかしなかなか食い下がらない。
明日8:00にここに来るから、そのとき決めろ!という。なんじゃそりゃ 笑
8:00にきてもいいけど、寝てるよ。といって彼と別れた。(その後彼と会うことはなかった)
18:00。
腹ペコだったので、屋台へ食べにいく。
マンゴーシェイクと牛肉入り焼きそば。タイもそうだが、こっちはシェイクがメチャクチャうまい!絶対毎日飲める。
SANY0820.jpg
屋台の近くを歩くと必ず英語か日本語で声をかけられる。
その後ネット屋へ。パソコン持ち込みOKのネット屋が近くにあって良かった。タイでは「WiFi」と言ってもほとんど通じたが、
カンボジアでは全然通じない。まだWirelessは普及していないようだった。(後にわかるがPub streetにWiFiカフェあり)
アンコールワットまではトゥクトゥクかバイクタクシーを一日チャーターして行くのがベターなようだ。
遠すぎて歩いてはいけない。
バイク一日チャーターの場合、$6?7程。いかにさっきのトゥクトゥクドライバーがボッたくっているかがわかる 笑
今はインターネットでいくらでも調べられるから、こういう旅には最高に心強いのである。
眠くて22:00前には寝たと思う。疲れていたせいか、そのまま朝まで眠り続けた。。。

「カオサンからバスに揺られて アランヤプラテート国境陸路超え」への3件の返信

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
すごい強行スケジュールだったんだね!
ブログ読んだだけで、私も一緒に旅行している感じでした^^
アンコールワットの写真等もまた楽しみにしています。

SECRET: 0
PASS: a46a73b18d5f4c115c8045c9915a1742
お約束だね。(^^;)
でも起こしてもらえて良かったじゃん!

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
>お母さん
この旅は全体的に強行スケジュールだね…
写真、アンコールワットだけで100枚以上撮ったから帰ってきたら見せるよ!
>ねぇ
本当お約束ってカンジ 笑
超速で用意したよ。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください