Apollo Theater アマチュアナイト＆NYのJazz barを体験

ハーレム＝危険
というイメージだったが、いざ泊まってみるとそんなでもなく、人情溢れる下町？みたいな印象だ。

宿泊しているハーレム地区

彼らにとって歴史を動かしてきた人物が町の壁に描かれている
そして遂に行くことができたハーレム地区にある最も有名な場所・・・
「Apollo Theater」!!!

毎週水曜日は「アマチュアナイト」
オーディションで勝ったアーティストが観客の前でパーフォーマンスをする。
良いと思えば拍手、ダメなら「Boo!!」の声
見る側も受動ではなく真剣だ。だから演奏側も全てを賭ける。
チケットを買いに行ったのは朝の10時。
今夜のアマチュアナイトのチケットが発売される時間。
値段は$7.5と驚くほど安い。
正規の値段は$20程するようだ。

125thにある目立つ看板　この場所で和田アキ子も歌ったようです

すぐ横にある壁にはKING OF POP,Michael Jacksonへの無数のメッセージ

いかに大きい存在だったかがわかる
中に入ると、1階席と2階席がわかれていて、ステージがあるのは1階席。
座席指定で2階席のため、上から見下ろすような形だ。

こんな雰囲気
次々とパフォーマンスが始まり、拍手とブーイングが繰り返されていく。
こっちの人は本当に容赦なくブーイングをする。
中には始まって30秒たらずで終わるアーティストも・・・
しかし素晴らしいアーティストにはスタンディングオベーション。
日本では絶対に見ることのできない光景＆味わうことのできない空気感。
最終的にどのアーティストが良かったのかMCが観客に聞いていき、順位が決まる。

わかりづらいが、アーティストが一列にならび順位を決めているところ
全部で2時間くらいだっただろうか。
あっという間に白熱したライブは終了した。

上から見下ろす1階席（ステージ正面）

1階席&2階席

外は興奮冷めやらないオーディエンスでいっぱい
一組日本から来たアーティストがいて、外でたまたま会ったので少しだけ話した。
彼らは残念ながら演奏して数十秒で終わってしまったのだが、このライブのためにオーディションに来て一度帰国し、再度今日のためにNYに来たというのだった。
確か名前は「Ryn」とか「Rin」だったかな・・・？
アポロシアターの後はジャズバーに足を運んだ。
今までJazz Barというと、
白シャツに黒ベストを着た堅い感じのスタッフ、
静かに黙々と演奏する演者、
やたら高いチャージに気取ったカクテル・・・
みたいなイメージ（固まりすぎか…？）だった。
しかしここShowmansは僕のJazz Barという概念をぶっ壊した。

Jazz Bar 「Shonmans」
私服で気さくなスタッフ、
熱く情熱的に、しかし時にはジョークを飛ばしながら演奏する演者、
$5と破格のチャージ、
踊ったり、一人で音に耳を傾けたり、話に夢中になったり、リズムをとったり、
そんなラフな空間で飲むアルコール・・
全てが違っていた。
今までの概念は一気にどこかにすっ飛んでしまっていた。
「型」などはなく全てが「自由」
もう一軒違うJazz Barにも行ったが、特にこの「Showmans」というJazz Barはアーティストのレベルも高く、雰囲気も良いJazz Barだった。
日本にはおそらくないだろう。
あるのならば、是非行ってみたい。
レベルの高さでいったらそれこそBlue NoteやBill bordなどある。
しかしこういった距離感も近く、人間臭いけどおさえるとこおさえてます、みたいな。
説明しづらいんだけど、そういった種類のJazz Barは少なくとも自分は行ったことがなかった。
初めて来たNew York…
想像以上で驚きの毎日を送っています。