念願の世界遺産マチュピチュへ

夜中近くのレストランで「サンタナ」が鳴り響いていたため何度か目が覚めた。
が、問題なく4時に起きた。
さぁ今日はついにマチュピチュだ。
朝日が差し込むマチュピチュを見るぞ！！
バスの発車時間は5:30が一番最初。
朝5:00にバス停に来いとチケットを買った際言われていたので間に合わせるように急いで用意。

宿は一泊のため、荷物全てまとめてロックをし、預けに行く。
最上階まで階段で上り、昨日言われた場所へ置こうとしたところ、階段の最上段に犬が出て行かないようバリケードがある。
膝丈くらいの高さだ。
バックパックを持ちながら足場の悪い階段でバリケードを乗り越えようとする。
足が少し引っかかった瞬間、バリケードは倒れ朝の静けさの中、音が鳴った。
「Hola,Yutaro?」
あぁ、ジーノを起こしてしまった…
ジーノは宿のスタッフで気さくなナイスガイだ。
「ごめん、ジーノ起こしちゃって」
「全然いいよ、また後でね」
宿を出てバス停へ向かう。もう5時を回っている。
バス停へ到着。

先頭がやっと見えるかという程の長蛇の列

オンシーズンとはいえこんなに混んでいるとは…
5時前に来るのがベストだったろう。
バスが到着してマチュピチュの入り口に着いたときは既に日が昇っていた・・・

このとき既に6時過ぎ…
入り口で30分以上ウェイティング。。
やっと入場できたのは7時！4時起きしたのに…
エントランスを抜け急いで歩く。
ついにマチュピチュが目の前に現れた！

感動！この景色が見たかった…
あいにく天気は曇りだったが、雨じゃなくて良かった。
マチュピチュをぐるっと一周したいところだが、それは後回し。
先に一日400人（前半200人、後半200人）という入場制限がある「ワイナピチュ」へ登るために列にならんだ。
マチュピチュが「老いた峰」という意味に対し、ワイナピチュは「若い峰」という意味。
頂上からマチュピチュの遺跡を見下ろすことができ、絶景らしい。
前半の部の188番目でなんとか間に合い、ワイナピチュを登りはじめたのは8時過ぎ。
最初はずっと待っていたというのもありかなり駆け足勇み足で前の人たちを抜いていく。
すると5分もたたないうちに息が切れ始めた・・
ここは標高2400m。少し階段を上がるだけで息が切れる。
その上思ったより段差が激しい。
過酷なレースを走っているようだ・・
登ること40分。息はゼーゼー、着込んで来たフリースとパーカは脱ぎTシャツ一枚、だけど汗がどんどん出てくる。
まだかまだかと思っていた矢先、視界が開け、ついにマチュピチュが見えた！
ここからでも十分見えるが、頂上まで登った。
見下ろすと眼下にはマチュピチュが広がっていた。

約200m上から見下ろしていることになる

周辺の山々には雲がかかっている

ここがワイナピチュのてっぺんです！
30分程頂上で過ごし、景色を楽しんだ。
普通はここで来た道を下山するのが一般的らしいが、更に奥に「月の神殿」と呼ばれる遺跡があるという。
しかもここまで来る人はほぼいないらしい。
それなら行くしかないでしょ！！謎めいた名前にも惹かれるし・・・
単純な理由で月の神殿へ行くことになったのだが、このときは今後起こることを予想もしていなかった・・・